領地経営
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 08:52 UTC 版)
「トマス・ケネディ (第9代カセルス伯爵)」の記事における「領地経営」の解説
ケネディは25万エーカー以上の広大な領地を所有しており、海外滞在中より改築計画を進めていたが、ケネディの母は計画に反対して1753年にカレイン城(英語版)から退去、家具の一部を持ち去った。ケネディがイタリアで絵画や彫像を購入していたため、この出来事により新しい家具を置くスペースができた。爵位継承の後はカセルス・ハウス(Cassillis House)やロンドンでのタウンハウスも領有することになり、1765年にはカレイン城の増築をはじめた。 1762年1月ごろにアレクサンダー・クロフォード(のち初代準男爵)からエアシャーのニューアーク(Newark)での領地を購入した。 ケネディの父はエアシャー海岸での領地(カレイン城など)の下にある洞窟を使って密輸業に従事しており、ケネディの代にもイェネーバ(英語版)(ジンの起源となった酒)、ブルゴーニュワイン、茶などの密輸が続けられた。この状況は七年戦争の勃発(1756年)により、逮捕された船員が海軍に強制徴募される可能性がでてきた後も続いたが、1765年にマン島がイギリス王室に購入された後は密輸が困難になった。この頃より奴隷貿易に進出したほか、1767年にフロリダでの領地を購入したが、1770年に売却している。また、1769年から1771年までイギリス東インド会社の株式投機で利益を上げたが、1772年のエア銀行(英語版)倒産で損失を出した。
※この「領地経営」の解説は、「トマス・ケネディ (第9代カセルス伯爵)」の解説の一部です。
「領地経営」を含む「トマス・ケネディ (第9代カセルス伯爵)」の記事については、「トマス・ケネディ (第9代カセルス伯爵)」の概要を参照ください。
- 領地経営のページへのリンク