鞍替えの前後について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 01:32 UTC 版)
「アイル・パートナーズ」の記事における「鞍替えの前後について」の解説
サンクス東四国は当初の契約が2010年に満了したのち、同年に契約期間を2年、2012年に1年延長したが、2013年1月に満了する契約は更新せず、セブン-イレブンへ転換する方針を表明していた。サークルKサンクス側はこれを了承せず、2012年8月に差し止めを求める訴訟を東京地裁に提起している。その後、同社がサークルKサンクスに解決金を支払い、123店舗中、香川県の16店舗と徳島県の14店舗合わせて30店舗を同社から、サークルKサンクス本部との直接契約に切り替えることで、同年12月27日に和解成立したのち、セブン-イレブンと翌年2月7日に正式契約をした。サークルKサンクスとの契約が切れる2013年1月11日をもって、直接契約に移行する店舗以外は全店閉鎖した(24時間営業でなかった瓦町駅東口店などを除き、実際の閉鎖は翌12日の午前7時)。同年3月1日に12店舗がセブン-イレブンとして再開業し、前述の通り商号を変更した。これを皮切りに、5月までに転換を終えている。なお、サンクス東四国・サークルKサンクス両社ともこれに関するインターネット上での告知は一切なされなかった。また、善通寺病院店については新病院(四国こどもとおとなの医療センター)の発足が間近に迫っていたため、転換されずにそのまま廃店となった。この一連の出来事はセブン-イレブン本部の店舗展開にも影響し、高松市西部など中心市街地以外でサンクスの店舗がある地区では出店開始から1年が経った2014年3月まで出店を見合わせていた。 直接契約に移行した店舗は、2013年2月27日までに全店舗とも一旦閉店し、本部直営化と店内什器の充実化等の改装を行い、3月上旬に店舗名を変更(例:古馬場町店→高松古馬場町店。同店は2016年10月閉店)したうえで順次再開業しているが、2015年3月以降順次サークルKにブランド変更している。閉店予定だった徳島大原町店を除き、同年8月までにブランド変更が完了し、9月末にその徳島大原町店が閉店したことで、四国からサンクスは消滅した。なお、セブン-イレブンに転換した店舗も、サンクス東四国時代は同社の意向により店舗名に市町村名を頭につけず、町名のみの店舗名だったが、セブン-イレブン・ジャパンの意向により、町村名のみの店舗(例:なおしま店)を除き、転換時には市町村名+町名に変更(例:屋島西町店→高松屋島西店)された。 鞍替え後は本部とは別に新規出店を行っている。2016年には愛媛県に進出している。本部作成のオーナー募集のポスターが掲出されない代わりに、自社作成の経営責任者募集のポスターが掲出されているのが本部管轄の店舗との識別点である。
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