静岡G-1【シズオカG-1】(きのこ類)
登録番号 | 第4285号 | |
登録年月日 | 1995年 1月 26日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 静岡G-1 よみ:シズオカG-1 | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 1月 27日 | |
品種登録者の名称 | 株式会社河村式椎茸研究所 | |
品種登録者の住所 | 静岡県藤枝市青葉町1丁目1番11号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 池ヶ谷のり子 河村正幸 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「河村オ-2」の子実体から組織分離を行って育成されたものであり,中葉,中肉の秋冬発生型不時栽培向き中高温性品種である。 菌傘の形は円形,凸形,大きさは中,色は茶褐色,肉の厚さは厚,質は普通である。鱗被の付着部位は周縁,大きさは中,色は無色である。菌褶の並び方は正常,幅は普通,色は白色,密度は密である。菌柄の長さは普通,色は有色,菌傘の直径と菌柄の長さとの比率は 1.0~ 1.5,太さは普通である。走り子発生までの期間は12~15カ月,発生最盛期までの期間は18~24カ月,子実体の発生温度は10~15℃,発生時期は春秋型である。乾物率は10~15%,子実体1個当たりの平均乾重は 3.0~3.5gである。 「河村オ-2」と比較して,菌傘の厚さが厚いこと,菌傘の色が茶褐色であること,菌柄の長さが長いこと等で,「河村ア-2」と比較して,菌傘の厚さが厚いこと,発生時期が春秋型であること等で区別性が認められる。なお,「河村ア-2」,「森290号」,「菌興135号」との対峙培養において帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,静岡県周智郡の「河村オ-2」の栽培ほだ場のほだ木から発生した子実体より昭和58年に組織分離を行い,得られた菌株を用いてこなら原木に接種し選抜を行った。昭和61年にこれから得られた子実体より組織分離を行い得られた菌株をこなら原木に接種し特性検定のための試作を行い,諸特性が安定していることを確認して平成3年に育成を完了したものである。 |
- 静岡G-1のページへのリンク