青森テレビにおける過去の例外的取扱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 02:59 UTC 版)
「JNN排他協定」の記事における「青森テレビにおける過去の例外的取扱」の解説
青森テレビ(ATV)は1969年(昭和44年)12月の開局時より『JNNニュースコープ』『JNNニュースデスク』ほかJNNニュースをネット受けし、また自社取材の青森県内ニュースのJNNへの配信を行うなど当初からJNNと密接な関係を持っていたが、当時のATVは一般番組の編成がTBS系列主導でありながらNET(現・テレ朝)系列とのクロスネット体制、全国ニュースについてもJNNニュースに加えてNETニュース(後のANNニュース)も放送していた。 詳細は「クロスネット局#具体例」を参照 このため、「他系列の全国ニュース番組をネットしてはならない」と定めているJNN排他協定への抵触を避けるべくニュース系列としてはANNに単独で加盟せざるを得なくなり、1970年(昭和45年)1月1日、ANNの結成と同時に加盟する。それと同時に、JNNニュースは名目上番組販売扱いとしてネットされた。しかし、TBSと五社連盟ではATVに対し、TBSネットワーク扱いの一般番組についてスポンサードネットによる同時ネット枠を相当数設けることによって事実上のネット保障を行うなど、ニュース以外の番組の供給面では正式な加盟局と同等の扱いをする代替措置を取った。このため、青森放送(日本テレビ系列)ではNETラインネットワーク扱いの一般番組が相当数残っていた一方、TBSネットワーク扱いの一般番組も『ナショナル劇場』などのごくわずかな番組が残っていた。 「オールニッポン・ニュースネットワーク#ネットワークの形成」も参照 1975年(昭和50年)3月、毎日放送と朝日放送のネットチェンジと同時に青森テレビはANNを離脱しクロスネットが解消されるが、この時点でANNニュースの放送がなくなり、ようやくJNNへの正式加盟が実現した。この時、青森テレビはANNを脱退する代わりに一般番組のみを対象としたネット保障契約をNETとの間で結び直そうとするが、移行先がJNNであったことからNETはJNN排他協定の解釈に配慮する形で拒絶、JNNフルネット局への移行を全面的に支援した。 詳細は「青森朝日放送#ANN系列の変遷」および「テレビ山口#2局ネットへの移行」を参照
※この「青森テレビにおける過去の例外的取扱」の解説は、「JNN排他協定」の解説の一部です。
「青森テレビにおける過去の例外的取扱」を含む「JNN排他協定」の記事については、「JNN排他協定」の概要を参照ください。
- 青森テレビにおける過去の例外的取扱のページへのリンク