雀宮への移転
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/22 03:02 UTC 版)
「栃木県立宇都宮工業高等学校」の記事における「雀宮への移転」の解説
当高校は創立当初から宇都宮市街地の京町(創立当初は田畑が広がっていた)に校舎を構えてきた。しかし近年になり、校舎や設備の老朽化による自然災害への懸念のほか、加工機械や学習設備の古典化により学習できる内容が現代の技術水準から乖離(かいり)するなど、さまざまな問題が指摘されるようになった。そこで、校舎や学科再編を含む学校全体を刷新する計画が考えられた。 当初は同じ場所である京町敷地内に建て替える方法が模索されたが、土地が狭いなどの制約が厳しいことから断念され、平成18年に宇都宮市南部の8ヘクタールに及ぶJR雀宮駅東口地区が整備予定地として選定された。これらを基に、新校舎や新設備、教育課程や学科編成などを定めた「科学技術高校整備基本計画」が策定され、計画策定から5年の歳月をかけて現在の雀宮地区へ移転した。夏休み中の校舎引っ越し作業を経て、休み明けの2011年9月1日から移転先での授業が開始された。 跡地については宇都宮市が市立一条中学校の移転候補地とすることを県に要望し、宇都宮市立一条中学校が跡地の北側へ移転し、南側には栃木県立特別支援学校宇都宮青葉高等学園が創立した。また、2008年創立記念式典にて学校長より、「跡地については移転後の計画はさまざまあるが、同窓会より創立記念式典で記念モニュメントを残すことも検討している。」との発表があった。 移転後の旧校舎は工業高校教育における土壌汚染について、県により校舎付近および校庭などの地質調査が行われた。2013年4月初旬から旧校舎の本格的な解体が開始された。2014年度から同地へ移転する学校施設の建設を開始し、2016年度に2校の学校業務が開始された。 旧校舎の正門 「栃木県立宇都宮工業高等学校発祥之地」の石碑
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