阪口早生【サカグチワセ】(果樹)
登録番号 | 第14051号 | |
登録年月日 | 2006年 3月 20日 | |
農林水産植物の種類 | かき | |
登録品種の名称及びその読み | 阪口早生 よみ:サカグチワセ | |
品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 阪口俊彦 | |
品種登録者の住所 | 和歌山県橋本市菖蒲谷868-6 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 阪口俊彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「刀根早生」の枝変わりであり、果形が扁円、大きさが中、果皮色が黄橙の育成地(和歌山県橋本市)では9月上旬に成熟する不完全渋柿である。樹姿は中間、樹勢は中である。発育枝の長さ及び節間長は短、枝梢の太さは太、色は黄褐である。葉身の形は長楕円、上部の形は広、基部の形はかなり鈍、横断面の形は内巻小、着生角度は横向き、葉の大きさはやや小、葉柄の長さはやや短、太さは中である。果実の形は扁円、縦断面の形は方形、果頂部の形はわずかに凹、微尖は無、果実横断面の形は方形、斜線溝は明瞭で中、側溝、蒂部の皺及び果皮の亀甲紋は無、果粉の多少は多、蒂窪平面の形は正方形、側面の形は凹U、果梗の長さは中、太さはやや細、果心の形は短方形、太さは細、果実の大きさは中、果皮の色は黄橙、光沢は良、果実の座の有無及び条紋の発生程度は無である。蒂の全形は基太肩平幅広、長短はかなり細長、大きさは中、先端の形は太尖、果実に対する姿勢は斜向である。果肉の色は黄、褐斑の大きさは無、果肉の粗密は密、甘味は中、子室数は8、種子数は無である。発芽期及び雌花の開花期は早、成熟期はかなり早で育成地においては9月上旬、花性は雌花のみ、甘渋性は不完全渋、脱渋の難易はやや易、果頂裂果性及び蒂隙性は無である。「中谷早生」と比較して、発育枝の長さ及び節間長が短いこと、果頂裂果性が無であること等で、「学文路」と比較して、葉柄が太いこと、甘味が少ないこと等で、「児玉早生」と比較して、蔕窪側面の形が凹Uであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に出願者のほ場(和歌山県橋本市)において「刀根早生」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
このページでは「品種登録データベース」から阪口早生を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から阪口早生を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から阪口早生を検索
Weblioに収録されているすべての辞書から阪口早生を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から阪口早生を検索
- 阪口早生のページへのリンク