長野農工研G-3号【ナガノノウコウケンG-3ゴウ】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7259号 |
登録年月日 | 1999年 6月 14日 | |
農林水産植物の種類 | えのきたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 長野農工研G-3号 よみ:ナガノノウコウケンG-3ゴウ |
|
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 6月 17日 | |
品種登録者の名称 | 社団法人長野県農村工業研究所 | |
品種登録者の住所 | 長野県須坂市大字須坂787番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 浅田敏之、西澤賢一、鈴木生美、岩崎俊生、床尾力哉 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「中野JA」に「K-1」を交配した菌株に「中野JA」を戻し交雑して育成されたものであり,発生型及び株の開帳度が中間型の施設栽培向きの品種である。菌さん断面の形態は半球形,色は白である。菌柄のねじれの程度は普通,断面の形は正円,基部の色の程度は普通,太さは3㎜,分岐は普通及び接着程度は普通である。子実体の発生型及び株の開張度は中間型,有効茎数は201~400本である。寒天培地上の菌糸の最適生長温度は24℃,菌叢表面の色及び菌叢裏面の色は普通,菌かきから原基形成までの期間は12日以上,原基形成から収穫までの期間は20~22日である。「中野JA」と比較して,菌柄のねじれの程度が多いこと,菌柄の接着程度が少ないこと,菌かきから原基形成までの期間が長いこと等で,「K-1」と比較して,菌さんの色が白いこと,菌叢表面及び裏面の色が薄いこと,菌かきから原基形成までの期間が長いこと等で区別性が認められる。なお,「中野JA」との対峙培養では菌叢の濃淡差が,「K-1」との対峙培養では嫌触反応が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成5年に出願者の施設(長野県須坂市)において,「中野JA」に「K-1」を交配した菌株に「中野JA」を戻し交雑し,その菌株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「臥竜3号」であった。 |
- 長野農工研G-3号のページへのリンク