閣僚、同業他社、有識者等の見解
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/13 02:27 UTC 版)
「マネックス・ショック」の記事における「閣僚、同業他社、有識者等の見解」の解説
与謝野馨 金融・経済財政担当相(当時) 「担保価値をどうするかは証券会社の判断であり、制度上は問題ない」「投資家にとって困惑の極み」「証券会社は投資家を大切にする姿勢で経営してほしい。大切にしない会社はいつかは投資家に捨てられる」「市場の混乱に拍車をかけたという疑いを持つのは当然だ」(2006年1月19日閣議後記者会見より) 北尾吉孝 SBIホールディングス株式会社代表取締役執行役員CEO 「証券界で飯を食っている人の常識では考えられない行為だ。その日には(途中から)株価が戻そうとしてきた折でもあり、あれによって冷やされた。ものすごく影響が大きかった。どういう意図でやったのか、さっぱりわからない」「何を考えたのか分からないが、場中に掛け目ゼロの発表をするのは証券界の常識とはかけ離れている」(2006年1月26日、ラジオNIKKEIインタビューより) 矢野広一 ターボリナックス社長 「今回、このような突然の制裁とも言える処置を受けたことは一生忘れません」「これは少なくとも私の常識ではあり得ないですし、はっきり言ってマネックス証券は証券会社としての資格も品格もないと思います」(自身のブログより) 松井道夫 松井証券社長 「会社と顧客は信用市場で、同じように、リスクを負っている。掛け目0とは、そのリスクをすべて顧客に押し付けたことを意味している。業界では非常識すぎて話にならない」「与謝野金融相が言うとおり、あとは顧客がそういう証券会社をどうするかを、判断するだろう」(松井証券公式メールマガジンより) 木村剛 金融コンサルタント 「気配値であるとはいえ値段はついていたわけですし、ゼロではなく気配値で評価すれば、良かったような気もしますが、なぜいきなり「ゼロ」だったのか・・・。聡明な松本大社長のことですから、マスコミに公表されていない立派なロジックがあるはずだと信じますが、第三者的に眺めている限り、よく分かりません。本当のところ、どうだったんでんでしょうねぇ・・」(「週刊! 木村剛」2006年1月26日号より) 服部暢達 一橋大大学院企業戦略研究課助教授 「何の前触れも無く、周知期間も無い掛け目0で、マネックスが混乱に拍車をかけた。利己的で無責任なフライングは明らか」 雑誌「エコノミスト」 「ライブドアショックより、マネックスショックの方が相場に与えた影響は大きかった」(巻頭特集記事内より) 雑誌「週刊東洋経済」 「ライブドアに株式市場がジャックされたかのような異常事態が続いていた中ある経営者の判断が市場を突き崩す」
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