長林総NU-1号【チョウリンソウNU-1ゴウ】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8622号 |
登録年月日 | 2000年 12月 22日 | |
農林水産植物の種類 | ぬめりすぎたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 長林総NU-1号 よみ:チョウリンソウNU-1ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 長野県 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野字幅下692の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 増野和彦、小出博志、一ノ瀬幸久、竹内嘉江、馬渡栄達、原昭、石沢道雄、百瀬公夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,野生種(長野県産)の子実体を組織分離し育成されたもので,菌さんが丸山形,中葉,極厚の菌床栽培向きの品種である。対峙培養では出願者の保存菌株「N1」及び「N2」との帯線形成が有,菌叢表面の色は無,菌糸生長最適温度はやや低,20℃における菌糸体の生長速度はやや速である。菌さんの断面の形態は丸山形,大きさは中,中心部の色(収穫時)は茶褐色,厚さは極厚,肉質はやや軟である。菌柄の長さはやや長,太さは中,色は淡色,断面の状態は中空,菌さんの直径と菌柄の長さとの比率はやや少である。発生型は株生,発生最盛期までの期間は極長,発生処理後収穫までの期間は中である。収量(生重)はやや多,有効茎本数はやや少である。「N1」と比較して,20℃での菌糸体の成長速度が速いこと,菌さん中心部の色(収穫時)が茶褐色であること,菌柄が短いこと等で,「N2」と比較して,20℃での菌糸体の生長速度が速いこと,菌柄が太いこと,収量(生重)が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和61年に出願者の施設(長野県塩尻市)において,野生種(長野県産)の子実体を組織分離し,得られた菌株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「長林総1号」であった。 |
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