長期信用銀行制度誕生の経緯と沿革とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 長期信用銀行制度誕生の経緯と沿革の意味・解説 

長期信用銀行制度誕生の経緯と沿革

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/28 14:42 UTC 版)

長期信用銀行」の記事における「長期信用銀行制度誕生の経緯と沿革」の解説

太平洋戦争前、設備資金長期運転資金融資特殊銀行業務であった戦後GHQ占領政策一環として、これら特殊銀行解散させる普通銀行転換債券発行認められた)させるかを指令し長期資金については資本市場委ねる方針を採った。しかしこの結果戦後復興進展もあって、各銀行預金量を超えて融資するオーバーローン」の状態に陥った。そこで、かつての特殊銀行にあたる長期融資を担う金融機関必要性叫ばれ1952年長期信用銀行法制定された。 長期信用銀行制度発足にあたり動向注目されたのは、特殊銀行から普通銀行転換した日本興業銀行興銀)、日本勧業銀行勧銀)、北海道拓殖銀行拓銀であったが、興銀長期信用銀行への転換表明したのに対し勧銀拓銀普通銀行とどまり新設され長期信用銀行協力する姿勢をとった。さらに、旧朝鮮銀行(鮮銀)の社員有志も、清算残った財産元に不動産担保長期融資を行う銀行」の設立構想動いた。 こうして、1960年までに、日本興業銀行勧銀拓銀資本一部母体設立され日本長期信用銀行長銀)、旧鮮銀系の日本不動産銀行(のち日本債券信用銀行日債銀)に改称)の3行が設立された。長期信用銀行は、当時より長期信用銀行法附則7にて、国による優先株式取得認められていた。 1989年バブル崩壊を受け、1998年長銀日債銀破綻し国有化された。それぞれ第三者売却後新生銀行あおぞら銀行となり、興銀みずほグループ再編成に伴い富士銀行吸収合併され、みずほコーポレート銀行みずほコーポレート銀行都市銀行扱い)に継承され消滅した興銀については法人格消滅)。2004年4月1日新生銀行普通銀行転換し最後長信銀となったあおぞら銀行2006年4月1日普通銀行転換したに伴い長期信用銀行法に基づく銀行消滅した

※この「長期信用銀行制度誕生の経緯と沿革」の解説は、「長期信用銀行」の解説の一部です。
「長期信用銀行制度誕生の経緯と沿革」を含む「長期信用銀行」の記事については、「長期信用銀行」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「長期信用銀行制度誕生の経緯と沿革」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「長期信用銀行制度誕生の経緯と沿革」の関連用語

長期信用銀行制度誕生の経緯と沿革のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



長期信用銀行制度誕生の経緯と沿革のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの長期信用銀行 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS