しほん‐しじょう〔‐シヂヤウ〕【資本市場】
資本市場
資本市場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 14:46 UTC 版)
分離定理はここで、資本市場の存在を利用している。ここでは年率10%の金利で資金を借りることも貸すこともできると仮定して説明をおこなう。1億円を預ければ1年で1000万円のリターンが得られ、逆に毎年1000万円を払って1億円借りることもできる。 先ほどの例で、「あと1億円投資して1500万円の追加利益を得るべきでない」と考えている投資家は、資本市場から借り入れて投資をすれば、借り入れの利子よりも投資のリターンの方が大きくなる。逆に、「あと1億円投資して500万円の追加利益を得るべきだ」と考えている投資家は、その投資分を資本市場に貸し出して利子をもらうべきだということになる。 こうして株式会社は、投資の見返りが資本市場の金利と等しくなるまで投資を行えばよいという理論が導かれる。これが分離定理である。先ほどの例で言えば、追加の1億円の見返りが年1000万円になったところ(3億円の投資に対して年5000万円のリターン)で追加投資をやめればよいということになる。
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