設立構想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/07 22:44 UTC 版)
「東京国際貿易センター」の記事における「設立構想」の解説
大阪及び東京で1954年(昭和29年)から隔年相互に開催されはじめた国際見本市は貿易振興に大きく寄与したが、施設は開催ごとに仮設展示館の建設・取壊しにより運営されていた。これをさらに発展させるには、会場を恒久施設にして、一層効果的な運営を図る必要が痛感されていた。 一方、財界では、恒久的な見本市会場とともに通称貿易に関係の深い内外の官公署、商社、銀行、海運、航空会社等あらゆる関係者に施設を提供するとともに貿易取引に必要な諸施設を備えた貿易センタービルの設立が検討されていた。 1958年(昭和33年)、東京都をはじめ、民間における輸出関係の有力メーカー、商社を始め全産業界有志の出資により、株式会社東京国際貿易センターが授権資本20億円、第1回振込み12億円をもって設立されることになり、同年4月1日登記を経て会社が設立された。なお、資本金12億円の出資比率は、東京都が晴海の土地49,590㎡ (15,000坪) を現物出資 (15,000坪×坪@40,000円) して資本金の6億円分とし、財界は6億円分の株式を発行してそれぞれ負担することにした。
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