長時間露光による表現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/25 05:14 UTC 版)
「シャッタースピード」の記事における「長時間露光による表現」の解説
夜景や、花火、天体写真の撮影では、三脚を立て、バルブ(英語版)やタイムなどの撮影モードでシャッターを開放するなどにより長時間露光(一般的に1秒間以上のシャッタースピードのことを指す)を行うことにより、さまざまな表現が行われている。 天体撮影においては赤道儀と呼ばれる特殊な架台を利用して、カメラを天体の動きに追尾させ、非常に長い長時間露出することにより、肉眼では見えない非常に暗い星や、星雲、星団などを写すことも行われている。作例5は35分の長時間露光による天体写真である。淡い銀河がはっきりと写し出されている。 作例6は奈良・東大寺二月堂の「おたいまつ」。8秒間、バルブでシャッターを開放し、振り回される松明の火の光跡が堂全体を包むようにダイナミックに表現されている。 作例7は高速道路を往来する自動車のヘッドランプとテールランプの光跡を13秒間のシャッター開放で表現したものである。 作例5 はくちょう座の銀河 約35分 作例6 東大寺修二会おたいまつ 8秒 作例7 高速道路の光跡 13秒 このように、シャッタースピードの調整によって、さまざまな写真表現が可能である。 但し、デジタルスチルカメラ特有の現象として、撮像素子のノイズが発生する弊害もあることを念頭に置く必要がある。これはISO感度を過度に上げた場合や、露光時間を長くとった場合、または周囲の露光が得られない状況など要因は様々である。場合によっては特定のカメラそのものの弱点として出てしまう場合がある。 作例8は非常に低露光の環境にて微弱な光源の撮影を試みたものであるが、低露光によるデジタルノイズが目立つ。これはこのカメラ特有の特性によるもので、この場合防ぐのは非常に困難である。 作例8トリチウムを使った腕時計。約9秒
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長時間露光による表現
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「シャッター速度」の記事における「長時間露光による表現」の解説
夜景や、花火、天体写真の撮影では、三脚を立て、バルブ(英語版)やタイムなどの撮影モードでシャッターを開放するなどにより長時間露光(一般的に1秒間以上のシャッター速度のことを指す)を行うことにより、さまざまな表現が行われている。 天体撮影においては赤道儀と呼ばれる特殊な架台を利用して、カメラを天体の動きに追尾させ、非常に長い時間露出することにより、肉眼では見えない非常に暗い星や、星雲、星団などを写すことも行われている。作例5は35分の長時間露光による天体写真である。淡い銀河がはっきりと写し出されている。 作例6は奈良・東大寺二月堂の「おたいまつ」。8秒間、バルブでシャッターを開放し、振り回される松明の火の光跡が堂全体を包むようにダイナミックに表現されている。 作例7は高速道路を往来する自動車のヘッドランプとテールランプの光跡を13秒間のシャッター開放で表現したものである。 作例5 はくちょう座の銀河 約35分 作例6 東大寺修二会おたいまつ 8秒 作例7 高速道路の光跡 13秒 このように、シャッター速度の調整によって、さまざまな写真表現が可能である。 但し、デジタルスチルカメラ特有の現象として、撮像素子のノイズが発生する弊害もあることを念頭に置く必要がある。これはISO感度を過度に上げた場合や、露光時間を長くとった場合、または周囲の露光が得られない状況など要因は様々である。場合によっては特定のカメラそのものの弱点として出てしまう場合がある。 作例8は非常に低露光の環境にて微弱な光源の撮影を試みたものであるが、低露光によるデジタルノイズが目立つ。これはこのカメラ特有の特性によるもので、この場合防ぐのは非常に困難である。 作例8トリチウムを使った腕時計。約9秒
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