かがみ【鏡/▽鑑/×鑒】
読み方:かがみ
1 人の姿や物の形を映し見る道具。古くは青銅・白銅・鉄などの表面に水銀に錫(すず)をまぜたものを塗って磨いて作った。形は方円・八つ花形などがある。現在のものは、ガラス板の裏面に水銀を塗ってある。
4 《形が古鏡に似ているところから》酒樽のふた。「—を抜く」
6 茶碗の茶だまりで、丸く一段くぼんでいる部分。高麗茶碗によく見られるもので、熊川(コモガイ)茶碗の約束事の一。
7 書類の一枚目に添える、標題や日付、作成者などを記載した紙。
[下接語] 合わせ鏡・岩鏡・自惚(うぬぼ)れ鏡・衣紋(えもん)鏡・御(お)鏡・懐中鏡・浄玻璃(じょうはり)の鏡・空の鏡・智慧(ちえ)の鏡・月の鏡・手鏡・共鏡・野守(のもり)の鏡・初鏡・ビードロ鏡・鬢(びん)鏡・懐鏡・丸鏡・水鏡・八咫(やた)の鏡
かん【鑑】
読み方:かん
[常用漢字] [音]カン(呉)(漢) [訓]かんがみる かがみ
1 反省の資となる前例や手本。「殷鑑(いんかん)・亀鑑(きかん)」
2 資料を並べて手本とする書物。「図鑑・大鑑・年鑑・武鑑・宝鑑・名鑑」
3 よしあしを見分ける。よく点検する。「鑑査・鑑識・鑑賞・鑑定・鑑別/清鑑」
[補説] 「鑒」は異体字。
かん【鑑】
- >> 「鑑」を含む用語の索引
- 鑑のページへのリンク