もくよく

実用日本語表現辞典

黙浴

読み方：もくよく

主に公衆浴場（銭湯や温泉）において、浴場での会話を極力控えること、できるだけ会話を控えて黙って入浴すること、を指す意味で用いられる表現。2020年代初頭に新型コロナウイルス感染症の脅威のもと、浴場という（マスクの着用が困難な）場において、感染を極力抑えるための対策の一環として推奨されている入浴法。

従来は「もくよく」といえばもっぱら「沐浴」を指した。沐浴は、髪や体を水で洗い清めることを意味し、特に宗教的儀礼としての清めの行為を指すことが多い語。

「黙浴」と同様、「黙食」も、新型コロナ対策の一環として推奨されている。「黙食」は外食の際に（食べるためにマスクを外す必要があるため）できるだけ会話を控えて食べるようにという趣旨の語である。

（2021年10月8日更新）

デジタル大辞泉

もく‐よく【^×沐浴】

読み方：もくよく

［名］(スル)

１ 髪やからだを洗うこと。また、湯や水を浴びてからだを清めること。ゆあみ。「清流に—する」「斎戒—」

２ 恩恵などを受けること。浴する。

「均しく王化の下に—することとはなれり」〈透谷・明治文学管見〉

ガンジス川で沐浴する人びと

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「もくよく」の例文・使い方・用例・文例

• すんでしまったことをいつまでもくよくよしても始まらない。
• そのことでは何もくよくよすることはありません.
• 斎戒沐浴｛さいかいもくよく｝する
• いつまでもくよくよしていないで思い切り好く諦めたが好い