鎮兵とは? わかりやすく解説

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ちん‐ぺい【鎮兵】

読み方:ちんぺい

古代陸奥(むつ)・出羽(でわ)の防備のために東国諸国から徴発派遣され兵士

地方争乱鎮定するために派遣する兵。


鎮兵

読み方:チンペイ(chinpei)

奈良・平安時代初期鎮守府配属され兵士

別名 鎮守兵鎮守軍卒


鎮兵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/12 13:15 UTC 版)

鎮守府 (古代)」の記事における「鎮兵」の解説

鎮守府には鎮兵と呼ばれる固有の兵力配備されており、陸奥国および出羽国軍団兵士と共に城柵警備当たっていた。蝦夷対置する陸奥国には他の国とは比較ならないほどの軍団最大で7個)が設置され、他の多くの国で軍団廃止された後もむしろ増強続けられたが、軍団兵士は各国内の農民より動員するために負担大きすぎ、またそれでも不足することから別個の兵で補完が必要であった考えられている。軍団兵士は6番程度分けて交代勤務するため、例え兵士6000名いても常置できるのは1000に過ぎないが、鎮兵の場合交代基本的にいために例え3000名いれば3000全て常置できる事になる。鎮兵は東国軍団兵士からの出向であり、防人出自同じくしていたが、東国負担大きすぎることなどから、次第地元陸奥国および出羽国より鎮兵を集めることになり、軍団兵士との差が曖昧になって形骸化していく。 鎮兵の名がはっきりと記録に残るのは天平9年737年)であるが、それ以前記録にも「鎮守軍卒」「鎮兵人」という似たような記述があり、鎮兵制の発足神亀元年724年)頃であるというのが定説となっている。その後陸奥国および出羽国軍団兵士の兵力増減密接な相関関係持ちながら増減繰り返しピーク時である弘仁元年810年)には3800名を数えたが、その後次第削減され弘仁6年815年)に全廃される。

※この「鎮兵」の解説は、「鎮守府 (古代)」の解説の一部です。
「鎮兵」を含む「鎮守府 (古代)」の記事については、「鎮守府 (古代)」の概要を参照ください。

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