金銅山王十社御正体とは? わかりやすく解説

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金銅山王十社御正体

主名称: 金銅山王十社御正体
指定番号 2537
枝番 00
指定年月日 1991.06.21(平成3.06.21)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 工芸品
ト書 建保六年の寄進刻銘がある
員数 1面
時代区分 鎌倉
年代 健保6年(1218)
検索年代
解説文: 鏡板裏面刻銘により比叡山鎮守山王二十一社中の、上七社および中七社のうちの三社象徴する本地【ほんち】仏・垂迹【すいじやく】神・俗形等の尊像表した懸仏かけぼとけ形式御正体であることが知られる
 尊像はいずれも床座に坐し三曲屏または鳥居形屏を背にしており、薄肉鎚起し、細部線刻施した銅製鍍金製で、表面を鏡に擬えて鍍錫した銅製鏡板に鋲止めしている。
 鏡板の裏面には当板がなく、各々尊像背面部にその名を、また中央には寄進年および寄進者名が線刻されており、その作期・由緒が明らかである。
 刻銘中の阿蘇谷とは、現在の熊本県球磨郡須恵村球磨川支流阿蘇川沿った一帯のことと考えられ、平景俊は当地豪族であった詳らかではないが、この御正体が、同じ球磨郡水上村所在する市房山霧島神社奥院伝来したとされるのも興味深い
 鏡像から懸仏への発展過程明確にする、懸仏形式御正体初期稀少基準作として価値高い。
重要文化財のほかの用語一覧
工芸品:  金銅小幡  金銅小幡  金銅小形密教法具  金銅山王十社御正体  金銅山王本地仏懸仏  金銅応量器  金銅旅壇具



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