野良猫の総称として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/16 05:59 UTC 版)
「カナダ国会議事堂のネコ」の記事における「野良猫の総称として」の解説
1970年、イレーヌ・デゾルモー (Irène Desormeaux) が、のちにネコたちの小屋が立てられることになる場所でネコに餌を与えるようになる。1980年中ごろにはデゾルモーの活動にルネ・シャルトラン (René Chartrand) が加わった。シャルトランは1987年にデゾルモーが死去するとその活動を引き継ぎ、1980年代半ば、最初の風雨避けシェルターを設置した。 2003年には約30匹のネコがおり、コロニーの維持費は年間6,000カナダドルと見積もられた。ネコたちは無料で予防接種を受け、同地にあるアルタ・ヴィスタ動物病院で検査も受けた。ペットフードを製造するネスレピュリナペットケアもペットフードを提供した。 2000年前後からサンクチュアリで暮らすネコたちには去勢・卵巣除去手術が施されるようになり、個体数は次第に減少していった。サンクチュアリに置いていかれたり、またはひとりでに迷い込んできたネコは、たいていの場合はオタワ・ヒューメイン・ソサエティ(英語版)によって引き取られていった。こうした施術・引き取りの継続もあり、2012年後半には4匹が残るだけになった。 シェルターは外へ開かれているため、ネコの連れ去りや冬期の厳しい住環境が懸念されてきた。また残る4匹のネコもサンクチュアリで暮らしつづけるには年齢や健康状態の面で懸念があったため、ボランティアは4匹のネコの里親を探した上でサンクチュアリを閉鎖することを決定した。2013年に入り残っていた4匹のネコはそれぞれ引き取られていったため、サンクチュアリはボランティアの申し入れによって2013年1月に閉鎖された。シェルター等の建造物は同年1月12日に公共事業・政府サービス省(英語版)によって撤去された。 かつてここで暮らし引き取られていったネコについて、ボランティアの一員であったクラウス・ガーケンがそのリストをブログに掲載している。
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