野良猫への餌付け問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 08:02 UTC 版)
2008年12月、加藤は自宅マンションそばで野良猫を餌付けしたため、糞尿をまき散らされるなどの被害を受けたとして、マンションの他の住人や管理組合から、餌やり中止と慰謝料など約645万円の賠償を求める訴訟を起こされた。 2010年5月13日、東京地裁立川支部は、(1)マンション敷地内での餌付けを中止すること、(2)慰謝料204万円を支払うこと、を加藤に命じる判決を出した。なお、判決によると、加藤の餌付けによって一時は18匹にまで増えた野良猫は、加藤が野良猫に不妊手術・去勢手術を受けさせたことで、4匹にまで減少していた。判決当初、加藤は「猫に長く生きてもらいたいと思ってした行動なのに、理解できない」と語り、控訴する意志を示したが、後日、判決文を読み直してみると私の取り組みが一定の評価されており大きな不満はないとして、控訴を断念した。また慰謝料は払うことになるが、敷地外での餌やりは続けていきたいとも述べている。 このトラブルがメディアで報道されていた期間中に行われた棋士総会においては、対局時の態度でしばしば対立した神谷広志がわざわざやってきて「猫への餌やりの件、いろいろ報道されていますが、私は加藤先生を支持します」という旨のことを述べ、励ましてくれたという。
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