野良田合戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/12 16:58 UTC 版)
六角承禎は高野備前守の寝返りに激怒し、すぐに肥田城に攻め寄せて水攻めを行なう。しかしこの水攻めは失敗した。承禎が攻め寄せたことを知った長政は肥田城の救援に向かい、承禎はこれを迎撃した。戦場は野良田であり、両軍は宇曾川を挟んで対峙した。 この時の六角軍の総勢は2万5000人で、総大将は承禎、先鋒に蒲生定秀と永原重興、第2陣に楢崎壱岐守と田中治部大輔らが参陣していた。浅井軍は総勢1万1000人と六角軍の半分にも満たなかったため、緒戦では兵力で圧倒的な六角軍が浅井軍を押したが、緒戦の勝利に油断していたところを浅井軍の反撃や新手の斬り込みなどで崩され、合戦は浅井軍の勝利となった。 この時、六角軍は920人、浅井軍は400人の死者が出たとされている(『江濃記』)。
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