野球くんとは? わかりやすく解説

野球くん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/25 23:43 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
野球くん
ジャンル 野球漫画4コマ漫画
漫画
作者 しましま〜
出版社 アスキー
掲載誌 ファミ通PS
発表号 1997年2月7日号 - 1999年4月9日号
その他 月1回の頻度で
ナムコスポーツ』コーナーにおいて連載。
テンプレート - ノート

野球くん』(やきゅうくん)は、バンダイナムコゲームス(旧ナムコ)の野球ゲームソフトファミスタシリーズ』の作中で発行される架空スポーツ新聞ナムコスポーツ』(ナムスポ)や、同社の広報誌などに掲載されている4コマ漫画(1コマ、2コマの場合もあり)、および作品内の主人公である架空のプロ野球選手

作者はファミスタシリーズの企画やグラフィックを担当している島本昌弘(別名:しましま、しましま〜)。基本的に、ファミスタシリーズおなじみの三頭身キャラクターをモチーフとした、野球くんの日常などをつづった作品である。

歴史

  • 1993年3月12日発売の『スーパーファミスタ2』より、ナムコットスポーツ(ナムコスポーツ)での連載開始。開始のきっかけは、「ナムスポに漫画を載せたい」とプログラマーにお願いしたのが始まりである[1]
  • 1994年3月4日発売の『スーパーファミスタ3』で、『野球くん2』を連載。
  • 1996年2月29日発売の『スーパーファミスタ5』で、『魔球くん』(まきゅうくん)と題した2コマ漫画を連載。
  • 1997年 - 1999年、ゲーム雑誌『ファミ通PS』内コーナー『ナムコスポーツ』で連載。
  • 1998年発売のプレイステーション用ソフト『ワールドスタジアム2』では、『やきゅうくんうらない』を掲載。
  • 1999年発売のプレイステーション用ソフト『ワールドスタジアム3』では、『野球くんうらない』と、『よりぬき野球くん』が掲載されている。
  • 2001年発売の同上用ソフト『ワールドスタジアム5』では、野球くんの似顔絵やイラストを掲載。

掲載媒体

※特記ない限り、「しましま〜」名義。

ゲームソフト
架空のスポーツ新聞『ナムコスポーツ』内に掲載(『ファミスタ64』のみ、架空のウェブページとなっており、『野球くん』については、1コマずつクロスフェードさせる形式で掲載)。無記名。
当時ゲームソフト販売店で配布された、ジャケットを模したチラシにもそのまま掲載された。
書籍
  • スーパーファミスタ2百科
1993年4月、小学館発行。書籍コード:ISBN 4091024327。『野球くん』の原画を掲載(「しましま」名義。ナムコの著作権表示もあり)。ゲーム未収録分も掲載されたが、翌年発売された『スーパーファミスタ3』の『ナムコットスポーツ』で『野球くん2』として発表された。
  • ケイブンシャの大百科534 完全版ファミスタ大百科
1993年6月16日、勁文社(ケイブンシャ)発行。雑誌コード: 63551-69。ゲーム中に掲載された作品をスクリーンショットしたものを掲載。無記名。
  • ナムコ公式ガイドブック ワールドスタジアムEX
1996年8月30日、ナムコ・徳間書店インターメディア発行。徳間書店発売。書籍コード:ISBN 4198200084。特別読み切りとして、描きおろしを4本掲載。
  • ナムコ公式ガイドブック ワールドスタジアム2
1998年4月29日、ナムコ発行[2]。スポーツ新聞を模した、『ワールドスタジアム2』のゲームモード・裏技解説コーナー『日刊ナムコスポーツ』内に掲載。
雑誌
  • ファミ通PS
1996年にアスキーから創刊されたゲーム雑誌。1997年2月7日号 - 1999年4月9日号まで、月1回の頻度で『ナムコスポーツ』コーナー内に連載。
  • ノワーズ
旧ナムコ→バンダイナムコゲームスの広報誌。


野球くん
ナムコスターズ
基本情報
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 1996年
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ナムコスターズの選手

1996年7月26日発売の『ワールドスタジアムEX』からは、ナムコスターズの選手として度々登場している(一部登場しない作品もある)。データとしては、外野手であることや右投げ右打ちであることを除くと、ほかのナムコスターズの選手と同様に変動が激しい。

2006年サービス開始のオンラインゲームプロ野球ファミスタオンラインシリーズ』では、先述の設定を引き継ぎ、俊足強肩好守の選手として登場。2008年以降は初心者へのプレゼントとして配布されている。肩の強さ・守備力以外は平均程度もしくはそれ以下であるが、年ごとに打力が向上している。

1998年に発行された『ナムコ公式ガイドブック ワールドスタジアム2』内で掲載された特集記事『ナムコスターズを彩ったキャラクターたち』の歴代選手名鑑で、選手の元ネタが「出身ゲーム」として紹介されているが、野球くんについては、登場作品名の「スーパーファミスタ2」ないしは「ファミスタシリーズ」ではなく、作者名の「しましま〜」が明記されている。

備考

『ナムコ公式ガイドブック ワールドスタジアムEX』で描きおろしが掲載された際に島本がコメントを寄せており、年に何通かは「オチがよくわかりません」というユーザーからのお便りが届いたことを明かしている。

「野球くん」という名前は、『実況パワフルプロ野球』における「パワプロくん」と同じように、ファミスタシリーズに登場するキャラクターモデルの呼称として使われる場合もある[3]。また、2006年に『プロ野球ファミスタオンライン』の配信開始を告知した際、選手カードに使用されるキャラクターモデルについて「野球くん2006」の名を発表した[4]

近年ではゲームパッケージイラストのリアルな選手は「ファミスタくん」と名称され、野球くんとは差別化が図られている。

『ファミスタ64』の「君の最強チーム」モードで主人公の名前を決める際、文字を入れずに決定コマンドを入力すると、自動で「野球君」に決定される。

2000年、島本がディレクターを務めたコンピュータRPG『カムライ-神来-』の発売に当たって『ノワーズ』30号で組まれた特集記事の中に、島本が作画を担当した『カムライくん』というパロディ作品が掲載された。

2004年12月に配信開始された携帯電話用アプリ『ファミスタブロック崩し』ではプレイヤーキャラクターとして登場している。

脚注

  1. ^ 『ノワーズ』47号(2004年冬号)で『野球くん』が掲載された時の島本本人によるコメントより。
  2. ^ 国立国会図書館の書誌情報
  3. ^ NINTENDO 64/ファミスタ64(『ファミスタ64』公式ウェブページ)において、「野球くんが人間に!選手の動きはモーションキャプチャー」という見出しが見られる。
  4. ^ NHNJ、バンダイナムコゲームス、「プロ野球ファミスタオンライン」発表会を開催Game Watch、2006年8月8日付記事。

参考文献

  • ナムコ公式ガイドブック ワールドスタジアムEX
  • 『ノワーズ』47号(2004年秋、ナムコ発行)8ページ

関連項目

外部リンク

ノワーズ30号(2000年9月号=秋号)の特集「開発者爆裂トーク」のPDFファイル(バンダイナムコゲームス公式サイト内)2ページ目を参照。
ノワーズ47号(2004年冬号)の特集「冬だ一番 ナムコキャラのマンガ祭り!」のPDFファイル(バンダイナムコゲームス公式サイト内)4ページ目を参照。なお、掲載作品は1990年代にも『ファミ通PS』で掲載されていた作品である(後継誌『ファミ通PS2』2006年3月31日号に掲載された「ナムコスポーツ」第200回でも、当時の誌面の縮小コピーが見られる)。

野球くん(やきゅうくん)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 08:30 UTC 版)

ナムコスターズ」の記事における「野球くん(やきゅうくん)」の解説

ファミスタシリーズスタッフだった島本昌弘による4コマ漫画「野球くん」の主人公初登場だったワールドスタジアムEXでは全ての能力が低い控え外野手だったが、続編の2~3は勝負強い外野手、4以降強肩外野手となっている。クライマックスではバンダイナムコスターズ所属しており、一塁のサブポジションが付いていた。

※この「野球くん(やきゅうくん)」の解説は、「ナムコスターズ」の解説の一部です。
「野球くん(やきゅうくん)」を含む「ナムコスターズ」の記事については、「ナムコスターズ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「野球くん」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「野球くん」の関連用語

野球くんのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



野球くんのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの野球くん (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのナムコスターズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS