遠隔勤務のできるオフィスとは? わかりやすく解説

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遠隔勤務のできるオフィス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 02:12 UTC 版)

サテライト・オフィス」の記事における「遠隔勤務のできるオフィス」の解説

通勤による混雑激し都心部避けて自社本拠で行う業務同等仕事をできるように情報・通信設備整え、かつ勤務者の自宅により近い、または混雑少な経路通勤できる場所に立地したオフィスのことである。 日本では1988年埼玉県志木市東武東上線柳瀬川駅ビル内に開設された「志木サテライトオフィス」が本格的なサテライトオフィス始まりとされている。これは大手企業数社(富士ゼロックス(現:富士フイルムビジネスイノベーション)、内田洋行NTTグループ鹿島建設リクルート)が共同設置したサテライトオフィスで、実験オフィスとして位置づけられたが、「新し働き方到来ということで、テレビ新聞雑誌はじめ数多くメディア取り上げられた。(それ以前にもNEC自社内実験的なサテライトオフィス立ち上げた事があったが、世間的に知れ渡るようになったのは「志木サテライトオフィス」を嚆矢とする。)ちなみに、この時富士ゼロックス現場責任者務めたのが、後に政治家に転ずる河野太郎である。 志木サテライトオフィス実験終了した1991年以降は、数社に及ぶ企業サテライトオフィス自社設置するなどして、実験オフィスの展開を行ったが、バブル崩壊と期を一にして、サテライトオフィス設置下火となる。志木サテライトオフィスは、現在も民間企業によってレンタルスペースとして運営されているが、企業サテライトオフィスとして用いるというよりも、地元起業家にとってのスタートアップオフィス(インキュベーションオフィス)として利用されている。 「サテライトオフィス」という用語は、現在でも本来の席から離れて仕事をしているような時に、「サテライトオフィス仕事をしている」といったように使われるその意味では「遠隔勤務」という意味合い定着した言葉となったとも言えるインターネットなどの情報・通信設備使ったサテライトオフィス自宅での勤務テレワークと呼ぶ。志木サテライトオフィス実験参加した大手企業等が中心となって設立され社団法人日本サテライトオフィス協会は、その後社団法人日本テレワーク協会に名称を変更して現在に至っている。 東急電鉄の「ニューワーク」(NewWork)のように、複数企業サテライトオフィス共同利用してもらうビジネス登場している。

※この「遠隔勤務のできるオフィス」の解説は、「サテライト・オフィス」の解説の一部です。
「遠隔勤務のできるオフィス」を含む「サテライト・オフィス」の記事については、「サテライト・オフィス」の概要を参照ください。

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