道場建設に至った経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/07 23:22 UTC 版)
「柿生青少年柔道会」の記事における「道場建設に至った経緯」の解説
昭和43年、柔道会が発足し活動を始めるが専用の道場が無く、稽古場の確保に苦慮し会の存続も危ぶまれていた。制約が無くいつでも稽古させたいとの願いから、昭和50年に道場建設プロジェクトをスタート。建設地は、当時の顧問に相談し借用可能な土地の提供者にたどり着くが、下見に行くとそこは大量のゴミ山。撤去が終わると十分な広さの土地が現れた。 建設資金は、会員からのカンパと地元商店会・有力者に出向き支援の理解を得る。建築資材の調達は、解体待ちの倉庫建屋(建材の再利用)を無償で譲り受けらる話を取り付けた。ただし、倉庫の解体から運搬は自前でとのこと。役員と会員の保護者がにわか解体業者になり、倉庫をなんとか解体してダンプに積んで運んだ。解体した古材の古釘を抜く作業に1週間を費す。 建設地は麻生川沿いの傾斜地だったため、土地の造成中に出た膨大な残土と格闘しつつ、道場建築を開始。段取りと要の棟上げは地元の工務店に依頼し、基礎工事、屋根、壁塗は役員の左官職人が陣頭指揮を取った。 昭和51年3月28日遂に落成式を迎える。木造モルタル平屋建100平米の道場が柿生武道館として完成。解体時に再利用のため番号を付した古材の柱が、道場を支える屋台骨となった。
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