道具箱の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 09:32 UTC 版)
広く一般に行われる作業の道具箱には特定の名称がある。それらの用途に機能を特化した箱が市販されており空の状態であっても特定名称で呼ばれる。また、基礎的な作業に必要な道具類込みで市販されているものもあり初めて道具類を整える場合などに重宝されている。 画箱(スケッチ箱) - 絵具、絵筆、パレット、筆洗など、絵(特に油絵)を描くのに必要なものを収めた箱 救急箱 - 包帯、脱脂綿、ガーゼ、ピンセット、絆創膏、薬などけがの応急処置に必要なものを収めた箱 薬箱 - 病気の治療に必要な医薬品類を常備するための箱、配置販売業などの配置薬(置き薬)の新品、引き取り品、領収書や筆記用具などを収めた箱。五段ぐらいの大きさの違いの箱で、それらを分野別に分類していた。 工具箱 - レンチ、ドライバーなどの工具類を収めた箱 裁縫箱 - 針、針刺し、糸、はさみ、指貫(ゆびぬき)、へら、チャコ、メジャーなどの裁縫道具を収めた箱。接頭辞の「お」をつけてお裁縫箱とも呼ぶ。 硯箱 - 墨、硯(すずり)、筆など、毛筆での筆記に必要なものを収めた箱 針箱 - 裁縫箱(和裁用のものを指すときはこちらを使うことが多い)。接頭辞の「お」をつけてお針箱とも呼ぶ。 筆箱 - 鉛筆、消しゴム、定規、ペンなど、硬筆での筆記に必要なものを収めた箱 宝石箱(ジュエリーボックス) - 指輪や首飾りなどの装身具を種類別に収める箱 火口箱 - 火打石、火打金、おが屑、紙縒(こより)など、火をおこす道具を収めた箱 メイクボックス (化粧箱)- 化粧水、ファンデーション、アイシャドー、口紅、頬紅、眉墨、マスカラなどの化粧品とスポンジ、パフ、ブラシ、化粧用コットンなどの化粧道具を収めた箱 パレットなど油絵の道具込みで市販されている画箱 戦前の配置販売業の薬箱 市販の筆箱の一種
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