通貨・投資対象としての利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 06:15 UTC 版)
通貨 詳細は「金貨」、「本位貨幣」、「金本位制」、および「日本の金貨」を参照 かつては流通目的の金貨として利用されてきた。その場合は単体では軟らかすぎるため、銀や銅など他の金属と混ぜた合金として利用され、例えば江戸時代の日本では小判、一分判などの金貨が銀との合金で製造され流通していた。現在では流通目的の金貨を製造している国はなく、現在発行されている記念金貨や、投資目的の地金型金貨においては、純金製のものが一般的になっている。 資産 詳細は「地金」および「金投資」を参照 地金や装飾品として手元に保管のほか、金鉱山会社の株式、金を投資対象とする金融商品(金ETF、純金積立など)が取り扱われている。また、各国の中央銀行は、金準備として金塊を保有している。 明治時代になっても、金は銀行が発行する紙幣との交換(兌換)が可能で、その価値が保証されていた。1971年にアメリカが金本位制を廃止して以後、ほとんどの主要国で兌換は出来ない。キロバー(質量1キログラムの地金)の購入の場合は、地金商や鉱山会社などの貴金属専門業者等で購入するよりも商品取引員で購入するほうが、東京商品取引所の金先物市場の期近を活用しているため、東京商品取引所の受渡供用品であり、そして、受渡供用品の商号または商標の指定は出来ないが、中間マージンが低い分安いコストで購入できる。逆にキロバーを鋳造する地金商からの購入の場合は、自社で溶解し自社ブランドの刻印を刻んで販売するため、その分コストを上乗せされ販売されている。
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