通勤形・近郊形の事実上の一般形化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/19 09:05 UTC 版)
「一般形車両 (鉄道)」の記事における「通勤形・近郊形の事実上の一般形化」の解説
広義では優等列車専用以外の車両そのものを指し、近郊形と通勤形も含まれる概念となる。 JR東日本を除くJR旅客会社各社の普通列車用電車では2014年(平成26年)現在でも列車や路線の実情に合わせて通勤形や近郊形の区分を明確にしているが、JR西日本では2005年(平成17年)度以降に新製された車両形式区分の第2位(十の位)の数字「0 - 3、5、6」の用途を通勤形及び近郊形とし、実質的に一般(普通列車)用の領域としたが、前述の125系を除いて列車・路線の実情に合わせて通勤形・近郊形と明確に区分されており、運用も明確に区別されている。JR東海とJR四国はJR発足後は近郊形のみの導入であるため、近郊形が実質的な一般形の区分という状態になっている。313系は1つの形式で列車や線区の実情に合わせて車内設備が異なり、転換クロスシート車、セミクロスシート車、ロングシート車が導入されている。JR北海道では近郊形である721系と通勤形である731系・733系・735系は基本的に共通で運用されており、JR東日本やJR西日本とは異なり、通勤形と近郊形の運用上の区別はされていないため、事実上、一般形同然の状態になっている。 JR神戸線の複々線区間を走行する321系(左)と223系(右)。左側2線が電車線で通勤形を、右側2線が列車線で近郊形を使用する。 函館本線の普通列車は近郊形である721系と通勤形である731系が併結する列車もある。 JR四国の7200系電車
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