通勤形車両への改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 06:46 UTC 版)
「京阪9000系電車」の記事における「通勤形車両への改造」の解説
本系列の特徴であったクロスシートは8000系と違い転換式ではなかったことや、本系列独特の座席配置が特に京阪間直通客には不評であったことから、まず、2002年に9005Fの中間車両のうち付随車4両が試験的に10000系タイプのオールロングシートに改造された。改造に際しては、車椅子スペースの補助席も撤去されている。また、同時に転落防止幌も設置されている。 2008年10月19日の中之島線開業に伴う、転換クロスシートを備えた3000系 (2代)の投入にあわせたカラーデザイン変更において、本系列は3ドア・ロングシートの一般車両(シティ・コミューター)の一翼を担うこととなり、まず9005Fが2008年12月5日に塗色変更のうえ全座席がバケット型ロングシートに格下げ改造され、以後、2009年3月19日に9001F、同年7月23日に9002F、同年9月10日に9004F、2010年1月21日に9003Fがそれぞれ改造と塗色変更を実施され、完全な通勤形車両となった。なお、改造の際に撤去されたクロスシートは寝屋川車庫で開催される「ファミリーレールフェア」で一般向けに販売されたほか、伊賀鉄道200系電車(元東急1000系電車)の座席にも転用された。また、改造の際に、パワーウィンドウ、ドアカットスイッチが撤去された。改造2本目の9001F以降は、ドアカット表示器(各車両中央扉脇)の撤去も行われ、後に9005Fも撤去された。 旧塗装・セミクロスシート時代の9000系(2007年11月18日、西三荘駅) 旧塗装・セミクロスシート時代の車内の様子(出町柳駅構内にて) オールロングシート・新塗色化された9005編成の車内の様子 LEDの車内案内表示装置(路線図式表示器撤去後)
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