辻が花染丁子文道服
主名称: | 辻が花染丁子文道服 |
指定番号: | 2243 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1968.04.25(昭和43.04.25) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | |
員数: | 1領 |
時代区分: | 桃山 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 綿入れ仕立で、黄の練緯地【ねりぬきじ】に絞り染めで鋸歯文【きょしもん】を赤で三段に入れ、その中に白抜きの花菱亀甲【はなびしきっこう】と丸に桔梗文【ききょうもん】を交互に萠黄で表わし、黄地のところには紫、白、浅黄の三色で大丁字文を散らした色彩あざやかなもので、色の調和もよく、図柄は一見単調に見えて大らかさがある。文様は優れた絞り染めで表され、特に丁子の実は先端まで紫がよくゆきわたり、伸びやかに表現されている。 この道服は、石見銀山鉱山師の安原伝兵衛(のち備中と改める)が、慶長八年(1603)八月五日、伏見城において徳川家康より拝領したもので、その後、貞享元年(1684)四月に備中の孫が石見銀山代官由比長兵衛に差し上げ、さらに同二年二月に代官から清水寺に奉納されたことが知られる。 色彩、技法、形態など桃山時代の特色を良く表し、由緒が明らかな遺例として貴重である。 |
工芸品: | 輪宝羯磨獅子蒔絵戒体箱 輪宝羯磨蒔絵舎利厨子 輿錺 辻が花染丁子文道服 辻が花染小袖 達磨図鐔 那比新宮信仰資料 |
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