身体的な反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 06:01 UTC 版)
恐怖などのストレッサーの刺激が視床下部、下垂体に伝達し副腎皮質刺激ホルモン (ACTH)が分泌され、アドレナリンとコルチゾールが放出される。その結果以下の変化が起きる。 心臓・肺機能強化(心拍数上昇、血圧上昇、呼吸数上昇、気管拡張など) 体の多くの部分の血管収縮、 筋肉向けの血管拡張 脂肪やグリコーゲン等の代謝エネルギー源の放出 胃などの消化機能阻害・停止 排便 膀胱の弛緩 勃起不全 涙腺と唾液腺の阻害 瞳孔散大(散瞳) 聴覚喪失 周辺視野の喪失(視野狭窄) 脊髄反射の脱抑制 振戦(ふるえ) 生理学的機能の変化 体の他の部分に回る血を抑制し、優先的に筋肉に血が供給される。 筋肉に血やエネルギー等を供給するため、心拍や呼吸が早くなり、血圧が高くなる。血糖値が上昇する。脂肪の燃焼が促進される。 怪我した際の血液凝固作用が高まる。 筋肉が、より早く、より強く動けるように緊張状態になる。
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