越のレッド

品種登録データベース

越のレッド【ｺｼﾉﾚｯﾄﾞ】（野菜）

※登録写真はありません	登録番号	第8371号
	登録年月日	2000年 10月 4日
	農林水産植物の種類	らっきょう
	登録品種の名称及びその読み	越のレッド 　よみ：ｺｼﾉﾚｯﾄﾞ
	品種登録の有効期限	20 年
	育成者権の消滅日
	品種登録者の名称	福井県
	品種登録者の住所	福井県福井市大手３丁目１７番１号
登録品種の育成をした者の氏名	野村幸雄、真柄紘一、数馬俊晴、東屋邦輔、松山松夫
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は，らっきょう「ラクダ系福井在来」にたまねぎ「淡路中高黄」を交配し，子房培養によって育成された種間雑種であり，１球重は極重く，りん茎の外皮は赤色で，種子稔性はなく，分球により増殖する栄養繁殖性の品種である。草姿は立，草勢は強，葉数はやや多，分球数はかなり少である。草丈は長，葉身の幅は極広，色は濃緑，ねじれは弱，断面は丸味，ろう質は多，葉鞘部の色は極濃，長さは極長，太さは極太である。１株球重及び１球重は極重，首の大きさは極太，しまりは中，りん茎の形状は卵形，外皮の色は赤，はげ易さは中，りん片の色は白，数は多，厚さは中，辛味の強弱は強，臭気の強弱はやや強である。抽だいの早晩性は極早，数及び休眠性は中，萌芽の早晩はかなり早である。「ラクダ」と比較して，葉鞘部の色が濃いこと，１球重が重いこと，りん茎の外皮が赤色であること等で区別性が認められる。
登録品種の育成の経過の概要
この品種は，平成元年に福井県農業試験場（福井市）において，らっきょう「ラクダ系福井在来」にたまねぎ「淡路中高黄」を交配し，子房培養によって育成された種間雑種から選抜，以後，増殖を行いながら特性の調査を継続し，８年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお，出願時の名称は「ハイブリッドラッキョウ２号」であった。