超弦理論におけるディラトンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 超弦理論におけるディラトンの意味・解説 

超弦理論におけるディラトン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/23 14:55 UTC 版)

ディラトン」の記事における「超弦理論におけるディラトン」の解説

超弦理論では、ディラトン重力子とともに現れるスカラー場クライン-ゴルドン方程式に従う)である。超弦理論は、カルツァ=クライン理論自然に受け入れ理論であるが、摂動論的な超弦理論タイプIタイプIIおよび、ヘテロティック弦理論)では、コンパクト化ていない10次元時空上の理論でも既にディラトン含まれる。 それに対して11次元M理論IIA超弦理論の強結合極限)は、コンパクト化しない限りディラトン理論現れない。 ディラトン場φの真空期待値指数関数は、理論結合定数 g を定める。 よって、場の量子論では結合定数定数であるのに対し超弦理論での結合定数力学変数である。(定数ではないが、便宜上結合定数呼ばれている) 超対称性破れない場合ディラトン真空期待値任意の値が許されるモジュライ呼ばれる)が、超対称性の破れ伴ってディラトン対すポテンシャルエネルギー生成されディラトン場はポテンシャル最小値原理的に計算可能とされる付近に値が定められる超対称性理論では、ディラトン対す超対称性粒子存在し、ディラティーノと呼ばれるまた、ディラトンアクシオン組み合わせて複素スカラー場として扱われる

※この「超弦理論におけるディラトン」の解説は、「ディラトン」の解説の一部です。
「超弦理論におけるディラトン」を含む「ディラトン」の記事については、「ディラトン」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「超弦理論におけるディラトン」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「超弦理論におけるディラトン」の関連用語

超弦理論におけるディラトンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



超弦理論におけるディラトンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのディラトン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS