貴乃花一門消滅 - 常盤山部屋創設
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「常盤山部屋」の記事における「貴乃花一門消滅 - 常盤山部屋創設」の解説
2018年6月に貴乃花親方が一門を離脱した事により、貴乃花一門が消滅。同年7月に日本相撲協会は全ての部屋は必ず一門に属さねばならないとの決定をしたため、9月21日に同じ旧貴乃花一門の阿武松部屋と大嶽部屋、時津風一門を離脱して無所属となっていた湊部屋と錣山部屋とともに、貴乃花一門となる前に元々所属していた二所ノ関一門に加入を申請し、認められた。 2018年10月1日、退職する貴乃花親方より「全員が千賀ノ浦部屋への移籍を希望しています」との強い依頼を受け、貴乃花部屋の力士たちと裏方全員を部屋へ迎え入れた。10月4日、部屋のTwitterに「どの子も我が子」と自ら書いた一筆をアップし、自らの弟子となった力士たちへの歓迎の意をあらわしている。 2018年11月場所において、小結の貴景勝が部屋の力士として初めて幕内最高優勝を果たした。 2019年3月場所後の番付編成会議において、貴景勝の大関昇進が決定した。 2020年11月場所において大関の貴景勝が2度目の幕内最高優勝を果たした。 2020年11月26日、両者間の当初からの取り決めだった5年で名跡を元に戻すことが理事会で承認され、20代千賀ノ浦は17代常盤山に戻った。これに伴い同日付で部屋の名称も「常盤山部屋」となった。常盤山の名跡での部屋経営は、明治時代の鷲ヶ濱音右エ門以来となった。 17代常盤山は名跡再交換により5年間限りと定めていた千賀ノ浦との関係を終了させた後、2021年2月16日に新宿舎を板橋区前野町に構えて常盤山部屋を創設した。物件は元々は建材を扱う会社の3階建ての建物で、2階を大部屋と個室、1階を稽古場、地下を倉庫として使用するという。稽古場には17代常盤山の師匠にあたる土俵の鬼と呼ばれた第45代横綱若乃花の写真が三枚飾られていると関係者により伝えられている。コロナ禍中の為、二所ノ関一門の親方や関取が参加する部屋開きなどは行われない。
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