貨物駅としての規模
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 06:23 UTC 版)
「淀川駅 (国鉄)」の記事における「貨物駅としての規模」の解説
国土地理院公開による、【整理番号=CKK748 コース番号=C13 写真番号=23 撮影年月日、1975年3月14日(昭50年)】の空撮カラー画像では、東西に伸びるコンテナホーム 3面と、各ホーム面の両側にはコンテナ専用荷役線( 1面当たり 2線× 3面=計 6線)が配置され、大量のコンテナが取り扱われていた。コンテナは、国鉄および私有コンテナいずれも、5 t級のみの取り扱いとなっていた。 また、3面すべてのコンテナホームを挟み込む形で、まず最北側には大量の小荷物の仕分けを行なうための、長大な屋根つき荷役ホームが 1棟設置されていた。この荷役ホームの南側面( コンテナホームの最北側方向 )には、1車線の荷役線を含む数本の貨物用線路を備えている。さらにホーム西側端の続きには、これらの数本の貨物線を抱え込む形でガントリークレーン式の荷役用クレーンや、続く最西端の車止め近くには、この数本の貨物線に貨車を平行に移動させて複数のグループ編成に仕分けるための、淀川駅名物の小型トラバーサーなどが備わっている。 この貨物ホーム前( 北側 )には、広大な露天広場( トラックなどの作業スペース )と、さらに広場最北側で扇状に連らなる外壁に沿う形で、外壁中央部の正門より東西の両側に別れて、それぞれに国鉄や通運各社などの事務所や建屋が連なっている。また正門より東側に位置する数棟の連なった事務所棟の終端に続いて、その位置から一気に南東方向へ 45度方向に切り込むイメージで屋根つき貨物ホームと、その北側面には 1車線の荷役線が設置されている。なお、貨物ホーム荷役線のすぐ北側には、電車区が連なっている。 そのほかに、コンテナホーム最南側にも露天ながら、数本の貨物線を跨ぐ門形クレーンを備えた荒荷スペースと、さらに南側には複数の側線を備えた大型の倉庫が数棟連なるなど、比較的規模のある貨物駅であった。
※この「貨物駅としての規模」の解説は、「淀川駅 (国鉄)」の解説の一部です。
「貨物駅としての規模」を含む「淀川駅 (国鉄)」の記事については、「淀川駅 (国鉄)」の概要を参照ください。
- 貨物駅としての規模のページへのリンク