谷 衛好とは? わかりやすく解説

谷 衛好(たに もりよし) 1529~1578

福田氏 小太郎 大膳亮
◇父:福田六兵衛尉正之 養父:谷衛之 子:谷孫一郎、出羽守衛友
 美濃出であるが、近江浅井亮政傘下豪族谷衛之の養子に入る。養父戦死後、その跡を継ぐが、後に美濃戻り斎藤氏仕えた斎藤氏滅亡後は、尾張織田氏羽柴秀吉従い1576年大坂本願寺との石山合戦等で戦功挙げ播磨平田に6千石得た播磨三木城別所氏攻略の際、籠城する別所氏糧道断っていたところ、夜襲受けて奮戦するも衆寡敵せず戦死した。衛好は、試刀術達人で、子衛友に“谷流奥義伝えたという。

谷衛好

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/17 13:04 UTC 版)

 
谷 衛好
時代 戦国時代 - 安土桃山時代
生誕 享禄2年(1529年
死没 天正7年9月10日1579年9月30日
別名 幼名:小太郎、衛吉、通称:大膳、大膳亮、法名:浄善、月賛玄光
戒名 法源院殿月賛玄光大居士(三木金剛寺
永盛院殿前光禄侍郎月賛玄光大居士(泉岳寺
高見院殿秀英浄善大居士(丹波山家・覚応寺)
官位 大膳亮または大膳大夫
主君 斎藤道三義龍龍興織田信長→(羽柴秀吉
氏族 福田氏→谷氏
父母 父:福田正之、母:蒲生貞之娘[1]
養父:谷綱衛(谷野綱衛)[2]
孫一郎、民部、衛友、伯耆
テンプレートを表示

谷 衛好(たに もりよし)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将

生涯

享禄2年(1529年)、美濃国莚田郡伊良地村に生まれた。福田正之(綱衛の弟)の子であるが、浅井亮政に仕える伯父谷綱衛(谷野綱衛)[2]の養子となった。幼名を小太郎、または衛吉。

谷氏壬申の乱の時に天武天皇に仕えた谷直監も先祖というが、将軍足利義教に従って嘉吉の乱で死去した先祖の一人の谷高衛は、近江六角氏の池田高雄の実子であり、そこから血統上は(六角氏の)宇多源氏佐々木氏流の流れと変わっている。

衛好は、はじめ斎藤道三に仕え、龍興までの美濃斎藤氏が滅亡した後は、織田信長に仕えて、石山戦争では天正4年(1576年)5月に武功を挙げたことから信長より感状を受けた。

信長の命令で羽柴秀吉が中国方面総司令官になるとその与力となり、天正6年(1578年)に播磨平田城6,000石の知行を与えられた[4]

天正7年(1579年)からの秀吉による三木城攻めに参加し、三木城の糧道を断つため賀伏坂に付城して、息子の衛友と共に平田城(砦)を守備した。同年9月10日、生石治家を大将とする毛利勢が攻撃し、平田村で討ち死にした(平田・大村合戦)。享年50。

家督は衛友が継ぎ、江戸時代に続く山家藩・谷家の祖となった。

脚注・出典

  1. ^ a b 堀田 1923, p. 320.
  2. ^ a b 『寛政重脩諸家譜』によると綱衛は初めは谷野氏を称して後に谷氏に改めたとある[1]。綱衛の諱は衛之ともする[3]
  3. ^ 天田郡教育会 1927, p. 121.
  4. ^ 高柳光寿; 松平年一『戦国人名辞典』吉川弘文館、1973年。 

参考文献


「谷 衛好」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「谷 衛好」の関連用語

谷 衛好のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



谷 衛好のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
戦国武将覚書戦国武将覚書
Copyright (C) 2025 戦国武将覚書 All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの谷衛好 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS