説話 (中国)とは? わかりやすく解説

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説話 (中国)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 02:08 UTC 版)

説話(せつわ)とは、中国宋代、市井において一連の物語を語って聞かせた話芸のことをいう。「説」は「語る」、「話」は「物語」の意味である。北宋の首都開封南宋の首都杭州のような大都会の芝居小屋では演劇講談雑伎などがさまざまな出し物があったが、そのなかで話芸に属するものを説話と呼び、「説話」をする芸人を説話人、その記録を話本(中国語版)と呼んだとされている。しかし現代においても話本の定義は定まっておらず、明代の「―話本」と呼ばれる短編小説を話本と言えるかどうかという疑義が増田渉[1]勝山稔から出されている[2]


  1. ^ 増田渉 『「話本」ということについて : 通説(あるいは定説)への疑問』、大阪市立大学 法文学部文学研究科紀要 『人文研究』16巻5号1965年 p.456-467 pdf
  2. ^ 勝山稔 『白話小説研究における「話本」の定義について:中国白話小説研究における一展望(III)』、国際文化研究科論集、7巻、1999-12-20、p.244-209 pdf
  3. ^ りょうもうしょ、1580-1644年、字を玄房、号を初成、また即空観主人ともいう。浙江鳥程に生まれ、1591年12歳で秀才となるも1634年55歳にして上海県丞になる。その後1644年、農民の武装蜂起に抗拒し吐血して66歳で死んだ。著書は頗る多く、二拍も編纂と称しながら創作が多いとされる。


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