誤認事件
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学者の蔡英文と中華民国総統の蔡英文は同姓同名であり、共にイギリスに留学していたため、よく誤認されることがある。蔡英文が総統に選出された数日後の2016年1月19日、香港の政治評論家である林行止(中国語版)は、信報財経新聞(中国語版)にコラム記事「造潛艇怒海不揚波 睜鳳目保兩岸相安」(参考訳:怒れる海で波を立てずに潜水艦を作り 両岸の平和から目を離すな)を掲載し、蔡英文がイギリス留学時にイギリスの政治学者であるクェンティン・スキナーのニッコロ・マキャヴェッリに関する本を翻訳したことを挙げ、「関連の専門書を翻訳した蔡英文総統は、目的を達成するためには手段を選ばないというマキャヴェッリの学説を深く理解しているはずで、これまでに(国民党と民進党から)民選されたどの総統よりも手ごわい台湾の政治的リーダーだ」と述べた。アジア週刊(中国語版)はすぐに、林行止が2人の蔡英文を混同していたこと、そしてこの本は実際には男性学者である「蔡英文先生」が翻訳したものであることを指摘した。 2016年12月、蔡の2015年の本『從王權、專制到民主:西方民主思想的開展及其問題』(参考訳:王権、専制から民主へ:西洋民主思想の発展及びその問題点)が、中央研究院の第5回人文及び社会科学学術性専門書賞を受賞した。授賞式では“無名”の学術書が出版から3カ月で再版されたことに触れ、読者の多くはこの本の著者を蔡英文総統と勘違いしているのではないかと冗談めかして語った。
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誤認事件
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「蔡英文 (政治学者)」の記事における「誤認事件」の解説
学者の蔡英文と中華民国総統の蔡英文は同姓同名であり、共にイギリスに留学していたため、よく誤認されることがある。蔡英文が総統に選出された数日後の2016年1月19日、香港の政治評論家である林行止(中国語版)は、信報財経新聞(中国語版)にコラム記事「造潛艇怒海不揚波 睜鳳目保兩岸相安」(参考訳:怒れる海で波を立てずに潜水艦を作り 両岸の平和から目を離すな)を掲載し、蔡英文がイギリス留学時にイギリスの政治学者であるクェンティン・スキナーのニッコロ・マキャヴェッリに関する本を翻訳したことを挙げ、「関連の専門書を翻訳した蔡英文総統は、目的を達成するためには手段を選ばないというマキャヴェッリの学説を深く理解しているはずで、これまでに(国民党と民進党から)民選されたどの総統よりも手ごわい台湾の政治的リーダーだ」と述べた。アジア週刊(中国語版)はすぐに、林行止が2人の蔡英文を混同していたこと、そしてこの本は実際には男性学者である「蔡英文先生」が翻訳したものであることを指摘した。 2016年12月、蔡の2015年の本『從王權、專制到民主:西方民主思想的開展及其問題』(参考訳:王権、専制から民主へ:西洋民主思想の発展及びその問題点)が、中央研究院の第5回人文及び社会科学学術性専門書賞を受賞した。授賞式では“無名”の学術書が出版から3カ月で再版されたことに触れ、読者の多くはこの本の著者を蔡英文総統と勘違いしているのではないかと冗談めかして語った。
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