詞について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 08:27 UTC 版)
「恋の季節」の歌詞にある『夜明けのコーヒー』というフレーズは、作詞を手がけた岩谷が越路吹雪とともに、フランス・パリのカフェを訪れた際に生まれたとされていた。しかし、ルイス高野、笹森文彦、田家秀樹(音楽評論家)の対談によると、「『夜明けのコーヒーふたりで飲もうと』のフレーズは、越路が若い頃に実際に言われたエピソードが基になっている。ある時ブラジルで開かれた音楽祭に越路が訪れた際、現地で出会った若いフランス人の役者に上記の言葉で口説かれた。帰国した越路はこのエピソードを岩谷に話し、その後岩谷が「恋の季節」を作詞することになった時にそのまま引用された」という。 同作の歌詞全般についてルイス、笹森、田家から「女性ならではの瑞々しい感性が素晴らしく、柔らかくてどこかアンニュイさが漂いながらもいやらしい感じにならず、むしろ品がある。歌詞の中の女性の、現在の冷めきってしまった恋心と、過去の燃え上がるような恋心との対比が実に鮮やかである」と評されている。 ボーカルの今陽子は、作詞を手がけた岩谷を「音楽の母」、作曲を手がけたいずみを「音楽の父」と慕っている。
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