詞の評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/26 14:30 UTC 版)
その詞は温(温庭筠)・韋(韋荘)の詞風を出ないものだという。毛文錫は『花間集』にはたまたま佳句が多いけれども、多くは芸術性が高くなく、情趣に深みを欠く、という。その原因として、その詞の多くは主君に奉るための作品であり、もとより凡庸に流れがちだからだ、という。しかし、『全唐五代詞』(2008年)では、毛文錫は「音律に通じ、詩詞に巧みであり、当時、その名はかなり重んじられた(文錫通音律,能詩工詞,時名頗重)」とある。彼の巫山一段雲詞はその当時、世に伝誦されたという。
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