詞と曲の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 09:10 UTC 版)
「うたはちゃっきり節」の歌い出しで知られ、全国的に知名度の高い曲であるが、実は唄・三味線とも非常に難曲である。 作曲の町田は長唄の名取であり、また民謡のみならずあらゆる邦楽に精通していたため、三味線の手付けも古典の手が多く取り入れられており、「ちゃっきり ちゃっきり ちゃっきりよ」の歌詞に続く合の手(演奏のみの部分)は普通の民謡には見られない曲の形式である。 白秋の歌詞には、逗留先の旅館で地元の老妓が窓から外を見て発したひとこと「蛙が鳴いているから (明日は)雨だろうね」という意味の方言「蛙(きゃある)が鳴くんて 雨ずらよ」が取り入れられている。このフレーズを甚く気に入った白秋は、各コーラス共通の囃し詞として用いている。
※この「詞と曲の特徴」の解説は、「ちゃっきり節」の解説の一部です。
「詞と曲の特徴」を含む「ちゃっきり節」の記事については、「ちゃっきり節」の概要を参照ください。
- 詞と曲の特徴のページへのリンク