訴訟の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 01:39 UTC 版)
集団訴訟は、全国28か所の裁判所で提起されたが、2017年9月現在、20箇所の地裁で和解が成立している。和解に応じた原告は合計751名と提訴者の過半数に達した。これまでに悠香・フェニックスが支払った和解金は約10億5000万円となっている。 和解条件については、どの地裁でも大差ないようである。例えば、2015年12月14日に、初めて全原告との和解が成立した熊本地裁では、原告一人当たりの和解金は約150万円で、謝罪や被告らの法的責任は盛り込まれなかった。 2015年3月に最も早く一部の原告との和解が成立した鹿児島地裁(その後、2016年12月までに全原告が和解)では、原告一人当たりの和解金は約171万円。大規模な弁護団であった東京地裁でも既に118名の原告と和解が成立しており、一人当たりの和解金は約150万円と報じられている。原告各人の和解金額は、被害の程度により、高低があるとの情報である。この事件についての裁判所の対応は、全国的にほぼ固まったと言えよう。ただし一部の原告は裁判を継続しており、2018年6月22日に東京地裁の23人による3億500万円の損害賠償請求に対して約3440万円の損害賠償の支払いを命じる判決が出たが、片山化学工業研究所の責任は認めなかった。 なお、原材料メーカーである片山化学工業研究所に対する裁判は、原告による取り下げ、または、放棄により終了している場合が殆どとのことである。 平成27年12月15日 日本経済新聞 平成29年5月15日 日本経済新聞 平成29年8月10日 通販新聞 平成29年9月6日 朝日新聞 平成29年9月8日 朝日新聞 平成29年9月14日 北海道新聞
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