設置主体による学校の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 10:03 UTC 版)
「看護専門学校」の記事における「設置主体による学校の種類」の解説
看護専門学校の設置主体には以下のようなものがあり、それぞれに特徴がある。 医療法人や社会福祉法人など各種法人・団体が設置運営する学校。昨今の看護医療系4年制大学に移行しつつあるため、その数・種類は2000年以降大幅に減少傾向である。 市中の病院(医療法人)や医師会 日本赤十字社や済生会 農協の関連団体である厚生農業協同組合連合会 労働者健康福祉機構による労災看護専門学校 民間企業の職能病院(製鉄記念八幡看護専門学校など) 宗教法人系(キリスト教修道会の運営のものの他、2022年3月閉校の佼成看護専門学校、2014年3月閉校の天理看護学院など) 政治団体系(民医連看護学校など) 地方公共団体が設置運営する学校 都道府県や市町村が公立病院に附属する形で設置。 都道府県や市町村が直接独立した看護学校として設置。この場合隣接する病院にて実習等の教育が行われる。 国(厚生労働省)が所管する独立行政法人、国立病院機構が設置する学校 1999年から始まった国立病院、国立療養所などの統廃合や2004年4月の国立病院機構の発足によりこれまで附属していた看護専門学校や准看護学校、およびリハビリテーション学院等が全国で閉校となってきている。また、予算や需要の関係から閉校し私立大学へ教育を受け継ぐ例が増えてきている。(災害医療センター附属昭和の森看護学校など) 国立、公立、私立大学が設置する学校(医学部附属看護学校などとして) 1990年代後半から看護専門学校から大学看護学科などへ転換され、大学での看護教育が行われるようになってきているため減少傾向にある。(東京大学、東京医科大学など) 一方で、私立大学では、大学の定員だけでは附属病院の看護師の需要を満たせないと考えられる場合、特に北里大学や東京女子医科大学、東京慈恵会医科大学のように複数の地域で病院を有する場合などに、大学教育とは別に看護学校が設置されている例もみられる。
※この「設置主体による学校の種類」の解説は、「看護専門学校」の解説の一部です。
「設置主体による学校の種類」を含む「看護専門学校」の記事については、「看護専門学校」の概要を参照ください。
- 設置主体による学校の種類のページへのリンク