設定単位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 02:43 UTC 版)
総務省令で定める機能の単位で接続料が設定されている。 接続料の体系は、制度上、一種設備管理運営費の発生の態様を考慮し、回線容量・回線数・通信回数・通信時間又は距離等を単位とし、社会的経済的にみて合理的なものとなるように設定するとされている。 接続料の設定単位接続料の設定単位(例)通信量(需要)の測定単位対象となる接続機能の例 (カッコ内は通称)回線容量 例)672回線(50Mbps相当)ごと 加入者交換機接続伝送専用機能(GC-POI間回線) 例)24回線(1.5Mbps相当)ごと 中継伝送専用機能(IC-POI間回線) 回線数 1回線ごと 一般帯域透過端末回線伝送機能(ドライカッパ)帯域分割端末回線伝送機能(ラインシェアリング)光信号端末回線伝送機能(加入光ファイバ)(シェアドアクセス方式の場合は、主端末回線1芯線ごと) 通信回数 1通信ごと 優先接続機能(マイライン) 1案内ごと 電話番号案内機能(番号案内データベース・装置) 通信時間 1秒ごと 加入者交換機能(GC交換機)、中継交換機能(IC交換機)公衆電話機能(公衆電話機) 距離 1回線・1メートルごと 一般光信号中継伝送機能(中継ダークファイバ)光信号局内伝送機能(局内ダークファイバ) 装置数 1装置ごと 一般収容ルータ接続ルーティング伝送機能(NGNの収容局接続) 通信量 1Mbitごと 一般中継ルータ優先パケットルーティング伝送機能(NGNの優先パケット転送) マスコミ等で取り上げられる場合は、通話1回毎に発生する料金(セットアップ料金)と通話時間1秒毎に発生する従量制の料金とを、合計した「3分何円」のモデル料金の形で紹介されることが多い。
※この「設定単位」の解説は、「アクセスチャージ」の解説の一部です。
「設定単位」を含む「アクセスチャージ」の記事については、「アクセスチャージ」の概要を参照ください。
- 設定単位のページへのリンク