計画の修正
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 04:37 UTC 版)
アパマンショップホールディングスの撤退により、再開発事業の根本的な見直しを迫られることになった佐世保市は、施設の方向性も含めて計画の見直しを行うことになり、「三浦地区みなとまちづくり計画」として再度事業を進めることになった。 佐世保市内の13商店街でつくる佐世保市商店街連合会は、こうした佐世保市の動きを受け、2009年(平成21年)3月12日に大型商業施設の建設を回避するよう求める要望書を市長宛てに提出したが、再度行った公募で同年3月30日に地元でスーパーマーケット等を経営するエレナグループが事業者に選定された。 こうした反対を乗り越えての選定であったものの、計画が中心市街地の一角といえる場所にあることから「中心部の衰退につながり、買い物弱者の消費の場を奪う」という大義名分が経たないことから、徹底的な反対運動を起し難かった。そうした背景もあり、エレナグループの選定直後は反発は少なかった。 ところが、2012年(平成24年)10月29日に行われた佐世保市議会で、出店希望が相次いだことなどを理由に、店舗面積を当初計画の約16,000m2から約1.4倍の約22,000m2に拡大すると共に、駐車場の台数なども増やす計画変更が明らかになった。 そして、その計画変更を佐世保市が許可する方針を示したため、佐世保市商店街連合会は「事前協議もなしに計画が大幅に修正された」として同年11月27日に当初案に戻すよう求める要望書を朝長則男市長に提出し、佐世保市に計画の再審査などを求めた。しかし市は同年12月4日に「選定理由に沿った計画」であるとして再審査しないとの回答書を佐世保市商店街連合会に提出した。 そのため、エレナグループと地元の商店街などが対立したまま、2013年(平成25年)2月21日に起工式を行って着工する形となった。
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