計画の停滞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 00:55 UTC 版)
「ストラスブールの大モスク」の記事における「計画の停滞」の解説
2001年、ストラスブールの市長が、中道左派の社会党に所属するリスから中道右派の国民運動連合に所属するファビエンヌ・ケレー(フランス語版)に交代した。建設許可申請は市長が交代する1か月前に提出されたものの、ケレーの就任後、申請は18か月間保留され、建設計画は停滞した。ケレーは、建設案にあったミナレットの設置と、図書館などの文化施設の建設を却下した。また、佐藤 (2019)がモスクの運営団体に行ったインタビューによると、ケレーは外国から資金の提供を受けないこと、モスクはストラスブール住民に属すること、説教をフランス語で行うことといった条件を提示したという。 モスクの建設は2006年に開始された。しかし、建設会社との契約トラブルが発生し、2007年から2009年の間は建設が中断されることとなった。2008年には社会党のリスが再び市長に就任した。リスはミナレットの設置について反対しないとしたが、設置には新たな建設許可申請が必要となるとしたほか、ムスリム団体も資金不足に陥っていたことも一因としてミナレットは建設されなかった。
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