角屋家貿易関係資料
主名称: | 角屋家貿易関係資料 |
指定番号: | 20 |
枝番: | 0 |
指定年月日: | 1982.06.05(昭和57.06.05) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 歴史資料 |
ト書: | |
員数: | 11点 |
時代区分: | 江戸 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 角屋家は信濃国筑摩郡松本郷の出身と伝え、三代七郎次郎元秀の代に及んで伊勢に移り、伊勢大湊の地で国内廻船の業を創し、後に七郎兵衛栄吉の代に至って海外貿易にも力を注いだ。 この角屋家貿易関係資料は、同家が近世初頭、所謂朱印船貿易を行った当時のアジア航海図、御朱印旗等の通航関係遺品及びその活躍の歴史を伝えた文書類を併せ存している。 アジア航海図(縦四三・五センチメートル 横三八・七センチメートル)は、七郎兵衛栄吉所用と伝えるもので、「安南国伝来所持物品目録」にもその名がみえ、羊皮紙に彩色を以て描かれ、往時の朱印船貿易の通航領域が知られる当時の航海図の原本として珍しい。 また、角屋家文書は、わが国と安南国との往復書簡、「廻航之定、船之法用之事」などの船法等を具体的に伝えた家訓ともいえる秘書、及び「安南記」などを伝えており、十六世紀以降、東南アジアに在った日本人町研究上にも貴重である。 |
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