西武百貨店入社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 14:27 UTC 版)
東京本郷の商家に生まれる。早稲田大学高等学院、早稲田大学政治経済学部を卒業。大学在学中は早大弁論部に所属した。 卒業後の就職先としてマスコミ業界入りを志向、在京放送局のアナウンサー試験を受験するも全敗となる。次に新聞社を狙うもこれまた不採用となる。そこで方針を変え学生時代のアルバイト経験を活かそうと百貨店入りを目指し松坂屋を受験。役員面接まで進むも不採用となる。仕方なく最後の望みを託し西武百貨店を受験する。面接まで進んだところ、面接陣の中央に2年前に店長就任した堤清二が鎮座していた。仕事に関する質問が済んだ後に趣味の話となり、和田は好きな花づくりについて触れ「土いじりをしていると心がやすまる」との趣旨を述べた。和田はこの際のやり取りが堤の琴線に触れ採用につながったと理解している。 1957年、学卒2期生として西武百貨店に入社。以来栄進を重ね、高品質既製紳士服「テッドラピドス」の導入を成功させた功績で35歳で取締役に抜擢され、40歳で常務に就任。売場を店員に任せるショップマスター制度を考案。社内外で将来の社長候補として嘱望されていた。
※この「西武百貨店入社」の解説は、「和田繁明」の解説の一部です。
「西武百貨店入社」を含む「和田繁明」の記事については、「和田繁明」の概要を参照ください。
- 西武百貨店入社のページへのリンク