西武王国との別離
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 19:50 UTC 版)
2004年4月8日に西武鉄道が総会屋に利益供与をしていたことが発覚(→西武鉄道総会屋利益供与事件)し、経営の総責任者の座を降りた。ただし辞職したのは西武鉄道の会長職のみで、ライオンズのオーナー、コクド(2006年にプリンスホテルと合併し消滅)会長には留まった。 同年に起きたプロ野球再編問題では26年ぶりに出席したオーナー会議で「(大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブ以外に)もう1つの合併が進行中」と発言し、渦中の人物となる。しかし、ロッテ、西武、ダイエーが球団を単独で保有することに固執したため、ダイエーはソフトバンクに身売りしたが、第二の合併は当事者間の合意すらできなかった。 同年10月13日、有価証券報告書への虚偽記載の責任を取り、新高輪プリンスホテル「平安の間」で会見、コクドおよび西武鉄道をはじめとする、すべてのグループ会社の役員職から辞任する事を発表した。これは後に西武鉄道証券取引法違反事件へと発展し、株式上場をしていた西武鉄道・伊豆箱根鉄道は東京証券取引所から上場廃止処分が下される。
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