西欧における聖女にちなむ名前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 14:13 UTC 版)
「マグダラのマリア」の記事における「西欧における聖女にちなむ名前」の解説
聖女マグダラのマリアにちなんで女の子にその名が付けられることも多い。したがって同名の別人も多い。英語では 「メアリ・マグダレーン」(Mary Magdalene)。映画にもなったジューン・ゴールディング著『マグダレンの祈り』は聖女の名を冠する修道院を舞台とする。 フランス語では「マリー・マドレーヌ」(Marie Madeleine) となる。ヴェズレーのサント=マドレーヌ大聖堂、パリのマドレーヌ寺院はこの聖女を祭る。焼菓子のマドレーヌは、この菓子を最初に作った、聖女に因んで命名された女性の名前に由来する。 17世紀フランスの女流文学者、ラ・ファイエット伯爵夫人の本名がマリー=マドレーヌ・ピオシュ・ド・ラ・ヴェルニュ(Marie-Madeleine Pioche de La Vergne)である。 17世紀フランスの連続殺人犯、ド・ブランヴィリエ侯爵夫人の本名がマリー=マドレーヌ・ドルー・ドブレー(Marie-Madeleine Dreux d'Aubray)である。 愛称は「マルレーン」もしくは「マレーネ」(Marlene)。マレーネ・ディートリヒもこの名前である。イタリア映画『マレーナ』もこの名前を持つ、美しくも運命に翻弄されるヒロインを描き、モニカ・ベルッチがその役を演じた。イタリア語では「マリア・マッダレーナ」(Maria Maddalena)。ちなみにモニカ・ベルッチは映画『パッション』でもマグダラのマリア役を演じている。 マリリン・モンローの「マリリン」もこの愛称。 現スウェーデン国王カール16世グスタフの末娘であるマデレーンはファッション雑誌の表紙モデルを務めるなど、その美貌が人気となる。 ノルウェーの女性シンガーソングライター、レネ・マーリン(Lene Marlin Pedersen)もこの名前。すなわちレネもその愛称。彼女のデビュー・シングル『Unforgivable Sinner』(邦題:天使のように...)のSinnerは聖女の異名「罪深い女」を意味する。 聖女の名は教会だけでなく教育機関などにも冠されることが多い。また地名も多くある。
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