街並み・建築
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 18:57 UTC 版)
日本の街並みは20世紀後期以降に高層化が進み、都市部においては中高層のオフィスビルや集合住宅が林立するようになった。 世界的には20世紀後期にハイテク建築・ポストモダン建築など新奇なデザインへの試みが精力的になされた。21世紀に入ってからは設計にコンピューターを駆使 (CAM) した脱構築主義建築がアジア圏を中心に各地で建てられ、中国や中東など一部の新興国ではポストモダン建築や脱構築主義建築が林立する景観が見られる。 21世紀に入ってからの建築技術の進歩としては、先述のCAMのほか、CLTの使用により、木造の高層建築が登場していることが特筆される。また、前世紀末からの流れではあるが、特に住宅建築は省エネルギー化の要請により気密性能の強化、断熱構造の高度化が進んだ。1980年代以降、寒冷地から複層ガラスや樹脂サッシ、高性能な断熱材が徐々に広がり、2010年代頃から温暖な地域でも一般化しつつある。気密性の強化により新築住宅では24時間自動換気が標準化(日本では2003年に義務化)し、極寒の地でも、暖房なしでも過ごせるパッシブハウスも現れた。
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