蜂須賀茂韶 はちすか もちあき
東京生まれ。徳島藩主蜂須賀斉裕の次男。世子時代は朝命に応じて国事に奔走した。明治元年(1868)徳島藩主を継承し、新政府の議定として刑法事務局輔や民部官知事に就任。2年(1869)版籍奉還にともない徳島藩知事。5年(1872)イギリスに留学。帰国後は、大蔵省関税局長、参事院議官などをつとめた。15年(1882)特命全権公使としてフランスに駐在。17年(1884)侯爵。帰国後は、元老院議官、東京府知事、貴族院議長、文相、枢密顧問官などを歴任した。一方で、華族資産の有効活用を主張して北海道で農場を経営。俳句・能などを嗜み、その振興にも努めている。
キーワード | 公家・旧大名, 官僚, 政治家 |
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